「負けた人みたいな勝ち方だけど…」松山英樹との一問一答
米国男子ツアー「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」で、ツアー2勝目を飾った松山英樹。リッキー・ファウラーとの4ホールに及ぶプレーオフの末に2年ぶりの勝利をつかみ、喜びの声を語った。(アリゾナ州フェニックス)
――どの辺から優勝を意識した?
「15番で2打差になって、16番でバーディを外した時点で今年も上位争いをして終わるのかと思った。17番でリッキーが奧(の池)に行って、まだチャンスがあると切り替えられた。あのティショットがあって救われたという印象がある」。
――ショットがあまり良くない中でも勝てたことについて
「やっぱりパット。今日も入っていなかったけど、初日、2日目はすごく入ったし、要所、要所のパットが本当に大事だし、流れを引きつける。今日も11番のパーパットと、18番の2回、(プレーオフの)10番のパーパットと入ってくれたので良かった。ただ、最後が(バーディパットを外して)なんだあれって感じの勝ち方だったけど(苦笑)」
――正規の18番のバーディパットについて
「ラインが分からなかったので、どっちだろう、どっちだろうって話しながら、まっすぐ打ったら入るんじゃない?という感じで、まっすぐだと思って打った。今日もショートしがちだったけど、最後は下りのラインだったので、届いて良かった」
――リッキーのミスもあったが、食らいついた。
「リッキーの調子は悪いと思うけど、その中でもああやって試合を作ってリードしていくのはすごいと思った。ああいう風にショートゲームをもっともっと練習しないといけないという印象を受けた」
――1勝目と2勝目は違う?
「うーん、長かった分、久々に優勝したなと。まあ最後の終わり方が良くないんで、勝ったというより、負けた人みたいなパターでしたけど、まあ、ああいう勝ち方もあるんだなという感じがした」
――プレーオフでも2連勝
「そうですね、プロになってからプレーオフに負けてないんで。まあそんなことは気にしてないけど、時の運もあるし、たまたま今日は17番で2回ともリッキーが池に入れたので勝てたというだけで、自分から引き寄せた優勝じゃないような感じもする。まあ、でも勝つっていうのはすごく大変なことだなって感じたので、その中で勝てたのはすごく嬉しい」
――次はメジャー?
「そこを目指して頑張りたいというのはあるけど、それまでに何試合もあるし、その中で自分が課題としているものが克服していけるかどうか。まだまだやるべきことは多いと思う」