屈辱の4ダボ 石川遼はブービー発進に弱気の言葉も…
2016/01/29 11:26
あっという間にオーバーパーの数字が増えていった。トーレパインズGC(カリフォルニア州)で開幕した米国男子ツアー「ファーマーズインシュランスオープン」の初日、石川遼はパープレーで折り返した後半に4ダブルボギーを含む「43」とスコアを崩して、通算7オーバーフィニッシュ。最下位は免れたが、152位タイと大きく出遅れた。
悪夢は突如訪れた。ノースコースを回ったこの日、前半は2バーディ、2ボギーのパープレーだったが、11番でティショットを右に押し出してダブルボギー。「初めて1Wでミスをして、そこで完全にスイングのタイミングがずれてしまった」と、続く12番(パー3)、13番とティショットを立て続けにプッシュアウトして3連続ダブルボギーとした。その後は2バーディも奪ったが、17番(パー3)でティショットを池に入れて、4つめのダブルボギーを献上した。
「1Wはずっと調子が良かったので、11番の(1Wの)ティショットで自分のショットを見失った。それを最後まで修正できなかった」と悔しがった。「明日は難しいコースだけどガンガン行きたい。今日(途中でスイングを)戻せなかったのでちょっと不安だけど…」と、めずらしく弱気なコメントもポロリとこぼした。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/今岡涼太)