悪い予感は的中…岩田寛は1打に泣く「上がり3ホールが中途半端に」
カリフォルニア州にあるPGAウェストで行われた米国男子ツアー「キャリアビルダーチャレンジ クリントンファウンデーション」3日目、岩田寛はニクラストーナメントコースをノーボギーの5アンダー「67」でラウンドした。通算8アンダーでホールアウトしたが、カットラインに1打及ばず71位。今季7戦で4度目の予選落ちとなった。
「ダメじゃないですかね」。アテストを終えた岩田は悲観的だった。ホールアウト時点では予選通過圏内の67位だったが、同スコアでラウンド中の選手が多くいた。今後、スコアが伸びるであろうことは、プレーした本人が誰よりも感じていた。「だって、簡単ですもん。今日」。
それでも、スタジアムコースの最終組を回ったパットン・キジールが最終ホールでバーディパットを決めるまでは、ギリギリ70位にとどまっていた。だが、通算9アンダーとしたキジールに押し出される形で岩田は71位となり、予感は悪い形で的中した。
スタート時点で岩田が想定していたカットラインは通算8アンダー。「回っている途中で9(アンダー)になるかなと思ったけど情報がなかった。上がり3ホールは攻めたらいいのか、ちょっと中途半端になってしまった…」。難度の高い、上がり3ホール(16番、17番、18番)で並べたパーも、今となってはうらめしい。
3日目になって、1Wこそ多少左右にぶれたものの、アイアンの切れは戻ってバーディチャンスを量産した。2m~5mのバーディパットも5つ確実にねじ込んだ。「パターは昨日よりマシになった。ティショットはあまり良くなかったけど…」。
試合で3ラウンドをこなしたが、復調への兆しは「難しいところ。また来週やってみないと(分からない)」と、手探りのまま。次週の出場機会を大事にしたい。(カリフォルニア州ラキンタ/今岡涼太)