過去2度の予選落ち 石川遼は鬼門コースに苦戦覚悟
2016/01/14 14:31
ハワイ州のワイアラエCCで14日(木)に開幕する「ソニーオープンinハワイ」で米国男子ツアーの2016-15年シーズンの再開を迎える石川遼は13日、プロアマラウンドに出場。前週日曜日から計3ラウンドの調整を経て、あすのティオフを迎える。
過去2回の出場(2012、14年)はいずれも予選落ち。鬼門となっているコースについて石川は、「相性よりも、マネジメントの問題だと思う」と分析する。とはいえ、明確な答えをはじき出せているわけではない。
一例に挙げるのは、1打目で1Wを振り抜くか、刻むかの選択だ。コースの多くを占めるドッグレッグホールを含めて、どちらにおいても正解・不正解が不明瞭なホールが多いとのこと。過去に何ラウンドもこなし経験値は多いコースだが、「今も分からないですね・・・。ぼやーっとしている感じ」と、苦笑いを浮かべた。
予選落ちした過去2回の出場は1Wを中心にマネジメントを組み立てた。ドッグレッグホールで放ったナイスショットがラフまで突き抜けたり、中途半端な距離が残ってしまったりと苦い記憶も多い。この日も同伴アマチュアのハウスキャディに1Wの“使い過ぎ”を指摘されたという。
昨夏から攻撃的なマネジメントに回帰し、国内2勝を挙げる結果につなげてきたが、今週に関してはその信念も揺らぎ気味。「過去2回より1Wの調子も良いと思うし、打っていきたい気持ちもあるけど・・・」と言葉に歯切れの悪さが目立った。
今夜のイメージトレーニングで心を決めたいところだが、「あしたからは、答え探しの旅になると思います」と迷いとの戦いを覚悟。初日は午前11時50分にマイケル・トンプソン、チャド・キャンベルと同組で1番からティオフする。(ハワイ州ホノルル/塚田達也)