「全然違う気がする」 5位浮上の岩田寛に上昇気配
2015/11/21 08:23
米国男子ツアー「ザ・RSMクラシック」の2日目。10位からスタートした岩田寛が4バーディ、1ボギー「67」(パー70)と伸ばして通算8アンダーの5位タイに浮上し、首位と3打差の好位置で決勝ラウンドへ折り返した。
初日のプランテーションコース(パー72)からシーサイドコースに舞台を移した2日目は、5~8m/sの強い風が吹き抜けるコンディション。「風が強かったので難しかった」とクラブを何度も持ち替えるシーンも目立ったが、復調傾向にあるショットで着々とリーダーボードを上って行った。
最初の10番では、フェアウェイからの2打目をピンそば1m弱に絡めてバーディ発進。グリーン上でも「風でラインが変わって難しかった」と神経を使いながらも、12番(パー3)では10mを決めて2つ目のバーディを奪う。14番は1打目を右に曲げて唯一のボギーとしたが、直後の15番(パー5)ではピンまで残り270ydから2オンに成功。2パットのバーディに収めた。
強風の中で安定したスコアメイクが光ったが、前半に集中させた4バーディの多くを“たまたま”という言葉で片づけた岩田。出だし10番の2打目は「風が右から強く吹いていたので真ん中を狙ったら、たまたま寄っただけ」。15番の2オンも「キックして、たまたまピンの方に行った」というが、ラウンドを通した手ごたえには確信を持って頷けるものがある。「先週までと比べると全然違う気がします。試合をしている感じがする」。今季ベストポジションで迎える残り2日間で、さらなる上を目指す。