2015年 OHLクラシックatマヤコバ

岩田寛は1アンダーに不満顔 ミスショットに「実力です」

2015/11/13 09:23
1アンダー発進も納得の言葉は一切聞かれなかった岩田寛

米国男子ツアー「OHLクラシックatマヤコバ」は12日、メキシコのエル・カマレオンGCで開幕。日本勢でただ1人出場する岩田寛は3バーディ、2ボギーの「70」(パー71)でホールアウトし、首位と5打差の1アンダー暫定62位で初日を終えた。

「元気が出ないので、よく分からないです」。前日から訴えていたショットの不調。アンダーパーの滑り出しにも、納得からほど遠いプレーが寡黙な男の口をさらに重くする。豪雨による中断の直前にホールアウトできた幸運にも、「天気とかスコアとか…何も思わないです」と無関心だった。フェアウェイキープ率7割は平均以上の数字を残したが、「(1W以外で)刻んでいますけどね」とポツリ。納得の言葉は、最後まで出ることはなかった。

難度の低い後半7番(パー5)では、フェアウェイからウッドで打った2打目がトップし、地を這うようなボールが飛び出るミスショット。「実力ですよ。きょうは実力をぜんぶ出せたので良かったです」と自虐をこめ、胸にこもったフラストレーションを吐き出した。

「今あるやつでやるしかない。あしたの実力でやるだけです」。爆発しそうな感情を胸に押し込めながら、予選カットラインが背後に迫る2日目のラウンドを見据えた。

2015年 OHLクラシックatマヤコバ