“落とし穴”で右足捻挫…松山英樹が前日プロアマを途中棄権
2015/11/04 16:37
中国・上海郊外にあるシェシャンインターナショナルGCで開催される世界ゴルフ選手権シリーズ「WGC HSBCチャンピオンズ」に出場する松山英樹が、大会前日のプロアマ戦を途中棄権した。前週の大会最終日にコース内で“落とし穴”に落ちて痛めた右足首の状態が悪く、前半9ホールを終えたところで「大事をとった」と話し、レインウェア姿のままコースをあとにした。
大会前日のプロアマ戦を10番からティオフした松山は、フィニッシュでクラブから手を離すなど、序盤から万全とはいえないプレー。18番をプレーする頃には、右足を気にする素振りも目立つようになり、9ホールを終えてクラブハウスに戻ると、後半のプレーは続けずに代替選手と交代した。
ホールアウト後の松山は「(痛みは)ないです。大事をとった」とコメント。マネージャーのボブ・ターナー氏は、「先週、右足首を捻挫して治療をし、今日はテーピングを巻いてプレーをした。万全ではない中、幸い9ホールはプレーできたが、トレーナーの指示で無理をしない方が良いとのことだった。これからまた治療をして、明日は出るつもり」と状況を説明した。
マレーシアのクアラルンプールG&CCで行われた前週の「CIMBクラシック」最終日に、17番でフェアウェイ右サイドの排水溝近くに止まった球に向かって歩行中、フェアウェイが突如陥没して右足を取られて痛めた箇所。飯田トレーナーは「右足首の軽度の捻挫」とみてケアを続けている。
今大会で、松山は2013年大会の2日目スタート前にも背中痛のために棄権をしている。(中国・上海/今岡涼太)