石川遼の今季米ツアー終了 年間ランク50位ダウンに「結果は妥当」
2015/08/31 09:31
ニュージャージー州にあるプレインフィールドCCで行われた米国男子ツアーのプレーオフシリーズ初戦「ザ・バークレイズ」最終日を、1バーディ、2ボギー、2ダブルボギーの「75」で回った石川遼は、通算5オーバーの66位タイ。フェデックスカップランキング122位となり、上位100人に絞られるプレーオフ第2戦に進むことはできなかった。
「2つ、3つ伸ばさないといけない中で、15 番までノーバーディというのはきつかった」
上位を目指してイーブンパーからスタートした最終日、スコアが動いたのは6番(パー3)だった。ティショットをグリーン手前にショートさせてボギーを先行。その後、9番、10番と5m前後のバーディチャンスにつけたが、ともにカップに届かない。「何をやっているんだ!」という怒り。12番(パー5)ではファーストパットを1mオーバーさせて3パットのボギーとし、「ちぐはぐ感があった」と悔しがった。
昨年は第2戦まで進んでフェデックスカップランキング72位。今年は初戦敗退となり同122位。成績だけを見れば、前年を下回ったことになるが「妥当だと思う」と石川は真正面から受け止めた。「ここ1、2カ月は打ち方、体の動かし方が一定してきているけど、それまでは毎日違うことをやっていた。それではうまくなるワケがないと今なら思える」。
それでも、シーズン終盤に迷いは吹っ切れ、今は上昇へのイメージを描けている。「次の試合が楽しみです。まだどの試合になるかは決まっていないけれど…」。今後は日本へ帰国して「ANAオープン」などへの出場を予定している。(ニュージャージー州エジソン/今岡涼太)