2015年 WGCブリヂストンインビテーショナル

初出場の小田孔明 モンスターコースに「話が大げさ」?

2015/08/06 07:45
大会初出場の小田孔明。伊澤利光、藤本佳則らのキャディバッグを担いできた前村キャディの存在も大きい

世界選手権シリーズの「WGCブリヂストンインビテーショナル」は6日(木)、オハイオ州のファイヤーストーンGCで開幕する。昨年の国内ツアー「ブリヂストンオープン」を制して出場権を手にした小田孔明は、初の参戦となる。

開幕3日前から当地で練習ラウンドを行ってきた小田。7400yd、パー70のモンスターコースには、ある意味で“拍子抜け”したところもある。過去に出場した谷口徹ら日本人選手たちへのリサーチでは「すごく長い、長いと聞いていた。セカンドはUTとか5Wばっかりって…」

だが、実際に回ってみれば様子は違った。「そうでもないなあと。ちょっと大げさ」。本来の飛距離が出せれば、戦える。「調子は悪くない。風向き次第で」。そう思えた。

キーポイントに挙げたのはティショット。「ラフに入ったらパーを取るのが必死になる。花道を使ってゴロゴロと転がしていくが、グリーンは砲台のところもあって、そういうときには奥までちゃんと計算して打たないといけない。ただ、奥にこぼれたらアプローチが“激ムズ”…」。

比較的小さいと感じているグリーンをとらえられるか、そうでないかで戦況は大きく変わる。「グリーンに乗ったら、多くがバーディチャンスになる。センターにしっかり乗せられるところに、ティショットを持っていかないと」という。

「予選落ちがないから今週は全部ドライバーでいく」。出場77選手が4日間72ホールを戦うWGC。積極策は実を結ぶか。(オハイオ州アクロン/桂川洋一)

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