2015年 全英オープン

初のメジャー連続予選落ち ウッズは寂しいジョークとともに去った…

2015/07/19 09:30
全米に続き全英も…ウッズはカットラインに遠く及ばず予選落ちした

スコットランドのセントアンドリュース・オールドコースで行われている「全英オープン」3日目。タイガー・ウッズは日没サスペンデッドとなった前日未消化分を完了し、第2ラウンドは「75」、7オーバーとカットラインに7ストローク届かず決勝ラウンドに進めなかった。

「バーディを3つしか獲れないようではダメだ。今回のコースは決して難しくなかった。この2ラウンドから得るものはほとんどない」。相次ぐ中断で3日間にわたった予選36ホールで、3バーディ、10ボギー。「チャンスにつけられなかったし、ついたときにはパットを決められなかった」。過去2度の優勝経験を持つ聖地セントアンドリュースでも、ウッズに復活の兆しは見えなかった。

今大会はプロ転向後69試合目のメジャー出場。6度目の予選落ちとなった。6月の「全米オープン」に続くメジャー2試合連続の予選落ちはキャリアで初めて。1シーズンで3度の予選落ちも自己ワーストとなった。次は2週後のホスト大会「クイッケンローンズ・ナショナル」に出場するが、不安は払しょくされていない。

次回のセントアンドリュースでの全英開催は2020年か2021年とみられている。「(その時には)たぶん…頭の毛がもっと薄くなっているだろうね。それに…もうちょっといいプレーができたらいい」。冷たい風に紛れたジョークが寂しく聞こえた。(スコットランド・セントアンドリュース/桂川洋一)

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