石川遼が次戦から帯同キャディを変更
2015/05/25 07:51
石川遼が自身の次戦となる「ザ・メモリアルトーナメント」から帯同キャディを変更する。米ツアーに本格参戦した2013年からのサイモン・クラーク氏とのコンビをいったん解消し、これまでスポットで起用してきた佐藤賢和氏を日本から呼んで当面の間はバッグを任せる。
国内ツアーで男女を問わず多くの選手のキャディを務めている佐藤氏は、2013年の「タイランド選手権」で石川と初めてタッグを組んだ。米ツアーでは昨年の「ノーザントラストオープン」にこのコンビで出場。同年7月の「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」で石川が2年ぶりの国内ツアー優勝を飾った時のキャディでもある。
数カ月前から佐藤氏の起用を画策していた石川は「佐藤さんには今まで3、4回担いでもらったが、すごく楽しみ」と話した。技術面では「グリーンを読むときのラインの作り方が僕は佐藤さんと合っている」と、特にパッティング時に信頼を寄せている。
オーストラリア出身のクラーク氏はかつて、国内ツアーで各選手が試合中に残り距離を計算するヤーデージブック“サイモン・メモ”を作成した人物。日本人選手についても田中秀道、細川和彦らと米ツアーを戦った経験もあり、コースマネジメントの面で尽力。また、石川にとっては、英会話の上達といった面においても貢献度は高かった。
テキサス州コロニアルCCで開催された「クラウンプラザインビテーショナル」の最終日。2人は最終18番のグリーン上でハグをかわした。コンビの歴史に一区切りをつけたが、今年のポストシーズン、フェデックスカッププレーオフ(または“入れ替え戦”のウェブドットコムツアーファイナルズ)で再びコンビを組む可能性がある。