7戦連続トップ25も…松山「何も良くなかった」
ノースカロライナ州シャーロットにあるクエイルホロークラブで行われた「ウェルズファーゴ選手権」の最終日、松山英樹は5バーディ、5ボギーの「72」とスコアを伸ばせず、優勝したロリー・マキロイ(北アイルランド)とは15打差の通算6アンダーフィニッシュ。20位タイで7試合連続となるトップ25位入りを果たしたが、「なにも良くなかった」と悔しがった。
実測183ydの2番(パー3)では、真っ直ぐとピンに向かうティショットを1mにぴたり。7番(パー5)では2オンに成功。14番は3Wでグリーン手前のカラーを捉え、15番(パー5)も3W、4Iとつないで手前5ydのカラーまで運んできた。良いショットは確かにあった。だが「フェアウェイ5回じゃ話にならない」。
この日のフェアウェイキープは前半3回、後半2回で35.7%。前日と比べて顕著なミスが多くなり、さらに足を引っ張ったのはパットだった。
4番、5番、8番と1.5m以内のパットを外すなど前半だけで4ボギー。「パッティングは、どうやって打っていいのか分からない状態になってしまった。自信がないんでしょう」。後半の3バーディで盛り返し、なんとかパープレーに踏みとどまったが、それで喜ぶ松山ではない。
次週から2週間、試合には出場しない。久しぶりのオフとなるが、「あんまりうれしくはない(苦笑)」というのが心境だ。「「試合には出たいけど、今の状態で出るよりはしっかり休んで状態を整えた方がよいと思う。しっかりとメモリアルに良い状態で持っていけるように頑張りたい」。
そう、次戦は昨年ツアー初優勝を飾った「ザ・メモリアルトーナメント」が待っている。「毎週思っているけど、できれば優勝したい。でも、それがうまくいかないのがゴルフ。自分のベストが尽くせる状態でできるのが一番かなと思う」。あれから1年。次戦は大きな注目を背負った戦いになる。(ノースカロライナ州シャーロット/今岡涼太)