2015年 ザ・プレーヤーズ選手権

破局のウッズが悲痛な告白「眠ることができなかった」

2015/05/06 03:41
火曜日、TPCソーグラスで練習ラウンドを行ったタイガー・ウッズ(Sam Greenwood/Getty Images)

今週木曜日に開幕する米国男子ツアー「ザ・プレーヤーズ選手権」に出場するタイガー・ウッズが、5日(火)、会場となるフロリダ州TPCソーグラスで記者会見を行った。

「この時期は、いつも自分にとっては本当に辛いんだ」とウッズ。9年前の06年5月3日に最愛の父親・アール氏が他界した。今年は同じ3日(日)に、3年近く交際を続けてきたリンゼイ・ボンとの破局を発表したばかり。「もちろん影響はある。辛いことに間違いはない。嘘をつくつもりはない。この3日間は本当に辛かったし、眠ることができなった」と打ち明けた。

午前中には9ホールの練習ラウンドを敢行したが、ショットは乱れ、3つの球を池に打ち込んだという。「ちょっと良くなかったね。でも少し疲れているだけ。木曜日まではあと2日あるし、遅い時間のティタイム(13時49分)が助けになる」。

コース外での騒動には慣れているとウッズは言う。「いつも、ロープの内側と外側の両方の状況に対処してこなければならなかった。ロープの中に入れば、それはプレーをする時間。自分の小さな世界、集中する世界に入って自分が出来る最善を行うだけ。その週に成し遂げたいことといえば、試合に勝つことだからね」と続けた。

マスターズ最終日、松の根を打って右手首を痛めたタイガー・ウッズ(David Cannon/Getty Images)

4週間前の「マスターズ」では、最終日に松葉の下に隠れた根を打って右手首を痛めた。「一週間、なにも持ち上げたり、掴んだりすることをしないで、その期間はずっと治療にあてていた。それから、徐々に手、前腕、上半身とトレーニングを始めていった。もう大丈夫」。手首には問題がないことをアピールした。

また、今年前半に苦しんでいたショートゲームも「どこでも、自分の好きなところに底を作ることができるようになった」と独特の表現で手応えを表現した。「どんなライでも関係ない。底を見つけられるようになったので、バウンス(クラブの地面に当たる部分)を正しく使うことができる」と自信をのぞかせた。

ウッズの予選ラウンドは、ディフェンディングチャンピオンのマルティン・カイマー(ドイツ)と、アダム・スコット(オーストラリア)と同組になった。(フロリダ州ジャクソンビル/今岡涼太)

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