2015年 マスターズ

11年ぶり ウッズが愛娘&愛息とパー3コンテスト出場へ

2015/04/08 07:39
公式会見で笑顔を見せるウッズ。明日はパー3コンテストに参加する(David Cannon/Getty Images)

9日(木)に開幕する2015年のメジャー初戦「マスターズ」。2カ月ぶりにツアーに復帰するタイガー・ウッズが、8日(水)に行われる開幕前日の「パー3コンテスト」に出場することを明らかにした。

ウッズはこの日午前の練習ラウンドを終えた後、公式会見に出席。オーガスタナショナルGCの敷地内にある、9ホールのパー3コースで行われる恒例イベントは、選手が家族や恋人と一緒に参加することでも知られている。ウッズは2010年に離婚した前妻・エリンさんとの間に生まれた、長女のサムちゃん(7歳)と長男のチャーリーくん(6歳)の2人にキャディを任せることを明言した。

「子供たちと一緒に外に出て、時間を共有できる特別なチャンス。チャーリーは僕が試合で勝ったのを見たことがある(2013年WGCブリヂストンインビテーショナル)。でもサムは2008年の全米オープンの時に会場にいたけれど、(自分の優勝を)覚えていないんだ。家族と過ごせる時間はかけがえのないもの。彼らも僕も待ち切れない」

パー3コンテストにウッズが出場するのは2004年以来11年ぶり。当時は4アンダーの首位タイでホールアウトしたが、パドレイグ・ハリントン(アイルランド)に、エドアルド・ロメロ(アルゼンチン)を交えた三つ巴のプレーオフに敗れた。

今大会は途中棄権した2月の「ファーマーズ・インシュランスオープン」以来のツアー出場。2カ月間の離脱期間は猛練習に励んだという。大きくため息をついて「ここに戻ってくるまでに、どれだけ鍛錬したか、誰も分かってくれないけれど…」とこぼしたが、「最高のレベルで戦える状態になったから戻ってきた」

ウッズにとって、今大会は20度目のマスターズ。若い世代の台頭や、自分のボールを軽々と越えていく他選手の飛距離など、置かれた立場の変化が身に染みる。「もちろん年を感じる。7歳、6歳の子と1日中、追いかけっこをしていたら、誰だってそうさ。まあ、いいことといえば、サッカーゲームがすごく上手くなったことくらいだね」

それでもまだ、周囲からの一挙手一投足への注目は衰えない。タイガー・ウッズはきょうも「勝つことこそが、僕のモチベーション」と言い切った。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)

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