2015年 WGCキャデラック選手権

15年初戦のアダム・スコット 長尺パターをついにチェンジ?

2015/03/05 09:25
愛用していた長尺パターをついに手放す? まずは初日のグリーン上に注目が集まる

74人のエリートゴルファーが集結する世界ゴルフ選手権「WGC キャデラック選手権」で、世界ランク5位のアダム・スコット(オーストラリア)が今年の初戦を迎える。

開幕前日の4日(水)に招かれた公式会見では、今週スコットが手にしているパターについて多くの質問が飛んだ。2011年から愛用し13年には「マスターズ」も制した長尺パターから、通常の長さのパターにチェンジ。「ここ数カ月、自宅でいろいろなパットを試し続けて、今は感触も良く打てている。打っていて楽しいよ」。

グリップは『スーパーストローク』社の太グリップを採用し、グリップは右手の親指と人差し指を挟みこむように添えるクロウグリップ。その姿からもこれまでの試行錯誤がうかがえるようだが、「今週はこのパターでいく予定にしている」と明言した。

「コースはとても難しいけれど、これまで通りスイングの感覚は良いままだ。ロングパットの感覚がこれまでと一番変わってくるところだけど、すぐに馴れてくるだろう」

パターのグリップエンドを体の一部につけて打つアンカリング禁止の施行が来年(16年1月1日~)に迫り、最近ではウェブ・シンプソンキーガン・ブラッドリーら長・中尺パターでメジャーを制してきた選手たちが、通常のパターに変更している。(フロリダ州ドラール/塚田達也)

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