2015年 WGCキャデラック選手権

ブルーモンスターに再挑戦 松山英樹「パープレーなら100点」

2015/03/05 08:46
ラウンド中は笑顔も多かった松山英樹だが自己評価は厳しいもの。再び“ブルーモンスター”に立ち向かう

世界ゴルフ選手権「WGC キャデラック選手権」開幕前日の4日(水)、松山英樹は正午過ぎから会場のトランプナショナルドラールでアウト9ホールをプレー。日曜日から計2ラウンドをこなし、大半のホールが池に絡む通称“ブルーモンスター”での最終調整を終えた。

1週間の休養を挟み、迎える2年連続の大舞台。「休んで、練習してという感じだった」という調整期間を経て、「調子は悪いままです」と松山の口は重い。

2週間前の「ノーザントラストオープン」序盤戦はショットの不調を訴え続けながらも、復調と合わせて週末にスコアを伸ばし、プレーオフに1打届かずの4位タイフィニッシュ。今季4度目のトップ5入りにも、「合わせ合わせで良くなった部分なので、何ともいえない」と手に残る感触は薄く、「いつかは良くなると思う」と、今も本調子への途上にある。

パットへの自己評価も厳しいもの。ホールアウト後にはパッティンググリーンに直行し、「ノーザンのときは良かったアドレスがしっくりこなくて・・・」と、2時間ほどボールを転がし続けた。日も傾きかけた午後4時過ぎにパターを置いたが、「イライラしたのでやめただけです」と苦笑い。ショット、パットともに不満を募らせた。

「オールパーだったら最高です。パープレーなら100点」。昨年の優勝スコアは通算4アンダー。耐えるプレーを覚悟し、2014年の大幅な改修から難度が格段に増した難関コースに挑む。(フロリダ州ドラール/塚田達也)

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