2014年 CIMBクラシック

松山英樹、首位とは8打差 3戦連続トップ10狙う

2014/11/01 19:15
上位のバーディ合戦についていけず・・・松山は噛み合わず後退した

マレーシアのクアラルンプールG&CCで開催されている米国男子ツアー「CIMBクラシック」3日目。4アンダーの18位タイから出た松山英樹は、3バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの「72」とスコアを伸ばせず、22位タイに順位を下げた。トップで並ぶケビン・ナライアン・ムーアとの差は8ストロークとなった。

「噛み合わなかった」。その言葉に尽きた。序盤2番で3mを沈め、3番(パー5)ではグリーンエッジからの3打目がわずかに逸れてイーグル逃しの2連続バーディ。ただ、4番(パー3)、5番(パー5)でも4m以内のチャンスがあったが、決めきれなかった。

10番まで毎ホールパーオンに成功したが、12番では右サイドのフェアウェイバンカーからフェード狙いの2打目は、グリーン手前の池に落ちてダブルボギー。終盤16番ではドライバーを強振しグリーン手前のバンカーまで運びながら、続く2打目で寄せきれない。「(雨でも)グリーンのスピードは全然変わらなかったが、全体的にショートしていた。強く打ったら入るものではないが、うまくいかなかった」。フィニッシュの精度の差で、バーディ合戦でスコアを伸ばした上位の背中は遠くなった。

最終日のターゲットはまず、新シーズン開幕から出場3連続のトップ10入りとした。「優勝はだいぶ遠くなったが、5アンダー、6アンダーくらいで回れれば入れる位置だと思う。そこにしっかり入りたい」。コースを足早に去る表情には一切の笑みがなかった。(マレーシア・クアラルンプール/桂川洋一)

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