2014年 CIMBクラシック

石川遼6連戦スタート 最終戦など国内で5試合予定

2014/10/28 18:10
開幕2日前の石川。後半は大雨の中、アウトコースで練習ラウンドを行った

石川遼が今週マレーシアのクアラルンプールG&CCで行われる米ツアー「CIMBクラシック」から12月の国内ツアー最終戦まで6連戦を戦うことになった。

今月中旬まで、米ツアーの2014-15年シーズンの開幕2戦を米国でプレーした石川は、前週日本に帰国。今週の試合を制した場合は次週、中国で行われる「WGC HSBCチャンピオンズ」に出場するが、優勝を逃しても国内ツアー「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦」に参戦する。

その翌週「三井住友VISA太平洋マスターズ」以降も、「日本シリーズJTカップ」まで休まず国内の試合に専念。「体力的には問題ない。アメリカ国内の移動に比べたら、体はラク。基本的には日曜日に家に帰れる。(出場する)すべての試合のコースも知っている。しっかりいい形で締めくくれるように、内容の濃いものにしたい」と話した。

米ツアーでの厳しい戦いに比べ、日本ツアーは世界ランキングのポイントを稼ぎやすいという利点もあるが、石川の現段階でのターゲットはあくまで米国での定位置確保。

「できるだけ、そこ(世界ランクアップ)は頑張りたいが、自分としては来年、ベイヒル(3月のアーノルド・パーマーインビテーショナル)までにしっかり頑張って、そこで出場権を得たい」と国内で十分にベースアップを図り、昨季同様、翌シーズンのシード権の確保を急ぐ考えだ。(マレーシア・クアラルンプール/桂川洋一)

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