ミケルソンが薄氷を踏み第3戦、思い出のチェリーヒルズへ
2014/09/02 09:05
マサチューセッツ州のTPCボストンで行われたフェデックスカッププレーオフ第2戦「ドイツバンク選手権」最終日。フィル・ミケルソンが、我慢を重ねて今週4日(木)開幕の第3戦「BMW選手権」出場を決めた。
8月の「全米プロゴルフ選手権」で活躍を見せたミケルソンも、シーズンを通した不調がたたり、レギュラーシーズンを終えた段階でのフェデックスカップランキングは45位。プレーオフ初戦「ザ・バークレイズ」では決勝ラウンドに進みながらセカンドカット(MDF)にかかり、ランキングは石川遼に次ぐ57位に後退して今大会を迎えていた。
上位70人の枠を目指したミケルソンは、この最終日に6バーディ、2ボギーの「67」をマークした。スコアによっては第2戦での敗退が決まる緊張感を抱えながらも、上がりで3連続バーディを奪い、通算2アンダーの45位タイでフィニッシュ。ランキング56位として次戦に進出した。
今年「BMW選手権」が開催されるコロラド州デンバーのチェリーヒルズCCは、1990年に「全米アマチュア選手権」を制した場所だ。「大のお気に入りのコース。24年前の各ホールの情景が僕の胸にある。戻れるのは嬉しい」。
最終戦「ツアー選手権byコカ・コーラ」出場のためには、その思い出の場所でトップ3前後の成績が必要になる。(マサチューセッツ州ノートン/桂川洋一)