2014年 全米プロゴルフ選手権

小田孔明は世界ランク浮上に照準 56位で最終日へ

2014/08/10 08:55
粘りのパープレーに及第点。小田孔明は56位で最終日へ

4年ぶり2回目の参戦で「全米プロゴルフ選手権」初の決勝ラウンド進出を決めた小田孔明は、3日目を4バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「71」(パー71)でプレーし、通算イーブンパーの56位タイで明日の最終日を迎える。

この日は「良かったり、悪かったりの繰り返し」とバーディとボギーが交互に来る展開。後半15番では、フェアウェイからの2打目を「あんなに高いとは思わなかった」と右サイドの木に当て、池に落ちてのダブルボギーも叩いたが、難度の高い16番、最終18番(パー5)とバーディを重ね、「ゼロ(イーブンパー)に戻せて良かった」と、オーバーパー回避に納得の言葉を残した。

現在は国内ツアーの賞金ランキングトップを快走中の小田。海外メジャーは国内賞金にも加算される規定となっており、39位で終えた先月「全英オープン」では約350万円を加えた。今週も決勝ラウンドに残り、賞金の獲得は確定。しかし「そんな余裕はないですよ(笑)」と、必死に、目の前の1打との対峙を続けている。

とはいえ、現在62位につける世界ランキングは意識せざるを得ない部分だ。今年度の最終ランキングで50位以内に入れば、初の「マスターズ」出場権が巡ってくる。トップランカーがそろうメジャー戦は、ジャンプアップへのチャンスの舞台。「最低でもベスト20に入るゴルフをしたい」と、視線を明日の最終日に向けた。(ケンタッキー州ルイビル/塚田達也)

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