「日本を代表する気持ちで」 メジャー最終戦へ小田孔明が始動
2014/08/06 08:41
国内ツアー賞金ランキングトップを走る小田孔明が6日(火)、「全米プロゴルフ選手権」の会場である米国ケンタッキー州のバルハラGCで初の練習ラウンドを行い、石川遼、谷原秀人とともに18ホールをプレーした。
小田は前週、国内ツアー「ダンロップ・スリクソン福島オープンゴルフトーナメント」を4日間プレーし、当地に入ったのは月曜の午後3時。さらに前の週には「全英オープン」に出場しており、「時差ボケがひどい」と、さすがにこの3週間で欧・日・米の3ヶ国を渡り歩いている影響は、正直に体に現れている。
とはいえ、日本から持ちこんだのは時差ボケだけではない。「ショットの調子は悪くない。今週もドライバーは良いし、3Wもまあまあ」と、疲労が残る中でも、国内ツアーからのショットの好調は継続中。総距離7,458ヤードのメジャーセッティングに対し、小田は「いかにドライバーでフェアウェイを捉えるかが重要」と説き、前を向いて準備を進めている。
警戒を強めるのは、日本とは異なる芝質。「フェアウェイは順目なのに、ラフだと逆目になる。フライヤーのジャッジが難しいし、グリーン周りは特に難しい。ラフに入ると、違うコースになる」。大叩きを回避するためには「パーオン率を上げることが重要」と話す。これは結局、最優先事項に挙げたフェアウェイキープへとつながる。
「全英オープン」最終日で「67」をマークした余韻は、今も体に残っている。「あのゴルフを『全米プロ』でも生かしていきたい。攻めの気持ちで臨みます」。今季国内ツアーの牽引役は「日本を代表している気持ちで頑張りたい」と力を込めた。(ケンタッキー州ルイビル/塚田達也)