2014年 WGCブリヂストンインビテーショナル

2ヶ月ぶりのイーグルも!松山英樹がこの日のベストスコア「65」で10位浮上

2014/08/03 03:26
イーグルありの「65」で上位へ急浮上を果たした松山英樹

“爆発”と呼ぶには淡々としたラウンドだった。世界ゴルフ選手権シリーズ第4戦「WGCブリヂストンインビテーショナル」の3日目、松山英樹はオハイオ州アクロンにあるファイヤーストーンCCを1イーグル5バーディ2ボギーの「65」(パー70)で回って前日の36位から10位に急浮上。復調の手応えを確かめながら「あと2、3ホールは行けた(伸ばせた)と思う」と静かに振り返った。

スタートホールの10番で2打目を20センチにつけてバーディで幕を開けたこの日、前半に2つスコアを伸ばして折り返すと、2番(パー5)ではフェアウェイから残り228ヤードの第2打で3Iを振り抜き、ピン奥の傾斜を使ってピンそば50センチにぴたり。「パッティングをほとんどしていないので、イーグルを獲った感触はない」と言うものの、5月末の「クラウンプラザインビテーショナル」初日以来となる今季5個目のイーグルを記録した。

3日目に入り、ドライバーも復調気配。「よいショットが増え始めて、このまま練習していけばという感じはある」と、最終9番ではフェアウェイのスロープを使って348ヤードのビッグドライブをフェアウェイに置くと、続く2打目をピン右90センチにつけて2連続バーディで締めくくった。

この日の「65」は、「クラウンプラザインビテーショナル」3日目の「64」に次ぐ、今季2番目の好スコア。「これくらいのプレーを毎日続けられたら上位にいけると思う」とようやく厳しい自己評価もクリアするようになってきた。

「パッティングに関してはあまり変わっていない」と課題はまだ残っているものの、57.1%のフェアウェイキープ率も、61.1%のパーオン率も、パット数25もこの3日間の中では最高の数字。今週からプレーオフシリーズ最終戦まで見据えた今季締めくくりとなる7連戦の第一週としてみれば、“早くも”状態は理想に近づきつつあるといってよいだろう。(オハイオ州アクロン/今岡涼太)

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