2014年 WGCブリヂストンインビテーショナル

序盤に冷や汗の丸山大輔「どうなることかと思った」

2014/08/01 09:19
モンスターホールの16番(パー5)で3打目を池に入れた丸山。だが、後半に盛り返した。

2006年、07年に米国男子ツアーにフル参戦していた丸山大輔にとっては、久しぶりの米ツアー。オハイオ州アクロンにあるファイヤーストーンCCで開幕した「WGCブリヂストンインビテーショナル」初日、丸山は3バーディ4ボギー1ダブルボギーの「73」(パー70)、55位タイでクラブハウスに戻ってきた。

「ティショットから力が入るので、アイアンでも力んで引っかかってオーバーした」という丸山は、スタートホールの10番で奥のラフから寄せきれずにボギー発進。12番(パー3)でもボギーを叩き、迎えた16番(パー5)ではティショットをバンカーに入れ、フェアウェイに戻した後の3打目を池に入れてのダブルボギー。続く17番もボギーとし「どうなることかと思った」と照りつける太陽の下で、冷や汗を拭っていた。

それでも、「多少ランが出たのと、ティが少し前だったので少し楽に回れた」と、18番のバーディをきっかけに立ち直った。フェアウェイキープ率78.6%(14回中11回)の好調なドライバーにも助けられ、後半は2バーディ1ボギーとスコアを伸ばしてホールアウト。「良かったんじゃないかなと思います」と、初日の出来に安堵した。

この日、丸山が難しさを感じたのは、フェアウェイからのアプローチだった。「手前のなんでもなさそうなところからが難しい。こっちの選手は転がしたり、パターでやったりするけど、ついつい日本でやっていたからSWを持ってしまう」と、芝質の違いにアジャストすることがまだ出来ない。「芝がペタペタしていてバンスが弾かれるのと、芝の抵抗が違う。逆目だと全然滑っていかないし」。かつての感覚を取り戻すには、もう少し時間が掛かりそうだ。

「イージーボギーをなくしていかないと、多分4日間持たないです」と苦笑いを見せた丸山だが、残り3ラウンドは保証されている。「1回はアンダーで回りたい」という目標達成も、決して不可能ではないはずだ。(オハイオ州アクロン/今岡涼太)

2014年 WGCブリヂストンインビテーショナル