2014年 WGCブリヂストンインビテーショナル

「下の方では意味がない」松山に満ちてきた“戦う雰囲気”

2014/07/31 08:19
次週にメジャー大会が控えるが「考えてません」と松山。目の前の1試合に集中する

オハイオ州アクロンにあるファイヤーストーンCCで明日から開幕する世界ゴルフ選手権シリーズ第4戦「WGCブリヂストンインビテーショナル」を控え、松山英樹は最終調整を練習場で完結させた。

昼過ぎにコースに到着した松山は、パッティング、打撃、アプローチと4時間ほどを練習場で費やした。ドライバーは現在のものと同じヘッド(スリクソンZR-30)で同じシャフト(ツアーAD DI-8 TX)ながらも、通常のオレンジ色(現在は黒色に塗装している)のものを試し「自分のスイング自体が良くないので、もとのシャフトに戻してみて、自分の感覚がどうなるか試してみたい」と本番でさらなる試行錯誤を重ねるつもりだ。

パッティングに関しては「良くなっていると思いたい」。この日は数種類のパターを持ち込んだが、打ったのはエースのみ。「練習ではうまく行き始めていると思うけど、すべては試合でうまくいくかいかないか。結果で判断していかないといけないと思う」と、手応えと共に明日からの4日間を勝負と見る。

「うまく練習はしてきたと思うので、明日から生かせれば良いと思う」と語った松山。初出場となった昨年は21位タイ。今週は予選落ちがないが、気を抜いていては意味がない。「下の方でやっていれば、上位でやるのとは感覚が違うし、試合といっても練習みたいになってしまったらいけないと思う。そういう意味では、しっかりと気合いを入れてやらないといけないな」。開幕前日になって、戦う雰囲気が満ちてきた。(オハイオ州アクロン/今岡涼太)

2014年 WGCブリヂストンインビテーショナル