2014年 WGCブリヂストンインビテーショナル

初優勝→初WGCの竹谷佳孝は「自分らしさ」との戦い

2014/07/30 07:44
パワーヒッターたちに囲まれて、竹谷佳孝は自分のスタイルを貫けるか?

今年6月に行われた「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」で、プロ初優勝を果たした竹谷佳孝が、その権利で米国男子ツアー「WGCブリヂストンインビテーショナル」に出場する。プロとして初めてとなる海外の舞台。「自分らしいプレーをして、その中で良い発見が出来れば」と抱負を語った。

日曜日に現地入りした竹谷は、月曜日に18ホール、この火曜日は松山英樹丸山大輔と共に再び18ホールをラウンドした。「練習ラウンドでこんなに疲れたのは久しぶり」と、7,400ヤード(パー70)のファイアーストーンCC攻略は容易ではない。だが、「飛距離とか、張り合う部分を諦めているので、無理せず力むことなくやっていくだけ」と、等身大の自分で向き合っている。

学生時代の2年間、フロリダ州オーランドに20日間ずつ滞在してミニツアーに参戦したことのあるという竹谷だが、「このベントの芝質がちょっと苦手」とグリーン周りのラフを警戒する。「グリーンは昨日より速くなっているし、早くそれに慣れていきたい。(ミスをするのは)欲だと思うので、力んだりしないように」と、マイペースを崩さないのが今週最大の課題だ。

ツアー初優勝後も同じ決意を胸に刻んだ。「周りは変わっても、自分は変わらずやっていきたい」。今週に向けた対策といえば、球を「黒(スリクソンZ-STAR )から赤(スリクソンZ-STAR XV)に変えたくらい」と言う竹谷。「日本でもよくやっているんですけどね。僕の中では赤の方がちょっと飛ぶ。打感は一緒なので、違和感はないです」と微笑んだ。

予選ラウンドはツアー屈指の飛ばし屋であるゲーリー・ウッドランドと同組となったが、どこまで自分らしさを貫けるか。「北海道ですね、雰囲気的に(笑)」と、気負いはまだ感じられない。(オハイオ州アクロン/今岡涼太)

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