2014年 全米オープン

ファウラー「楽しみ」 次週、松山英樹と同組に

2014/06/09 09:52
グリーン上でラインを読むリッキー・ファウラーの姿は、まるで剣士のよう?

「英樹とはプレーしたことがないから、本当に楽しみだよ」と、次週「全米オープン」での松山英樹との初顔合わせに笑顔を見せたリッキー・ファウラー。この日、テネシー州メンフィスで行われた「フェデックス セントジュードクラシック」を13位タイで終え、3試合ぶりの予選突破と共に、昨年10位に入ったメジャー大会へ向けて好感触を掴んでファウラーは、表情もにこやかにそう話した。

「ジョーダン(スピース)も一緒だし、楽しいグループになるだろうね。(2人とも若いから)ベテラン選手のような気分だよ。来週はベビーシッターになるかも知れないね(笑)」。

今年のファウラーは、「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」で3位、「マスターズ」で5位タイに入るなど大舞台で強さを発揮する一方で、直近5試合のベストフィニッシュは38位タイで、うち3度は予選落ち。それでも、悪天候に悩まされた今週は、決勝に入って「68」「69」とスコアを伸ばし、上位へと顔を出した。

日本人の祖父を持つファウラーだが、自分自身で“日本人らしい”と感じる部分はあるかと聞いてみた。

「うーん、そうだなぁ。コース上で自分をコントロールする部分かな。お爺さんが日本人で、母親もそう(ハーフ)なんだけど、あまり感情を出すことを良しとしなかったんだ。喜んだり、嘆いたり、怒ったり、驚いたり…。ゴルフをしている時はずっと平坦な気持ちでいるっていうことは、お爺さんと母親から受け継いだと思う。クラブを叩きつけたりしないこととかね(笑)」

最後の言葉が若干皮肉っぽく聞こえたかも知れないが、ここでは触れないで置いておこう。(テネシー州メンフィス/今岡涼太)

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