石川、今田は出場権を逃す ヒョンソンは初の全米OPへ
2014/06/03 09:51
オハイオ州にあるサイオトCCとブルックサイドG&CCの2コース、36ホールを使って行われた全米オープン地区予選に出場した石川遼は、通算イーブンパーで27位タイとなり、プレーオフ進出には2打届かず、上位16選手に与えられる出場権(+2名のオルタネート)を得ることはできなかった。
最初の18ホールは初体験となるサイオトCC。前半9ホールを2アンダーで折り返したものの、12番(パー5)と13番、さらに最終18番でボギーを叩き1オーバーフィニッシュ。午後からのブルックサイドG&CCでは1アンダーと巻き返したが届かなかった。
「悪いプレーではなかったけど、良いものを出し切れなかった。ドライバーがフェアウェイに行かず、フェアウェイが狭くてラフが長かったので苦しんだ」と石川。結果にこだわらず、“理想のショット”を追求する姿勢も、一発勝負の大会においては「できないこともあった」と引き続きの課題とした。
その一方で、日本の賞金ランキングで現在2位のキム・ヒョンソンが、通算3アンダーの9位タイで初の全米オープン出場を決め、「今年はマスターズ以外のメジャー大会に全部出られるので嬉しい」と笑顔を見せた。
また、テネシー州での地区予選に出場した今田竜二は、通算3オーバーの76位タイで出場権獲得には至らなかった。
今年の「全米オープン」は、6月12日(木)ノースカロライナ州にあるパインハーストNo.2コースで開幕し、日本からは松山英樹、谷口徹、矢野東、宮里聖志の4選手が出場する。(オハイオ州コロンバス/今岡涼太)