勝利の女神? 危機一髪の松山をアシストした女性ギャラリー
2014/06/02 11:33
松山英樹とケビン・ナのプレーオフとなった「ザ・メモリアルトーナメント」最終日、その1ホール目に松山がバンカーから放った第2打は、左に出てグリーンを取り囲むギャラリーの中へと飛び込んでいった。
女性ギャラリーの膝を直撃して、手前の比較的容易なライへと跳ね返り、松山はそこからパーセーブ。もし、ギャラリーに当たっていなければ、やっかいな難しいライからのアプローチを残す羽目になっていたはずで、もしかしたら松山の米ツアー初優勝は幻となっていたかもしれない。
その女性ギャラリーは、車で20分のオハイオ州最大の都市コロンバスから観戦に訪れていたジーン・マリー・サデッカスさん。膝の下にくっきりとディンプルマークのついた痣を残していたが、「私は大丈夫。彼を助けられて良かったわ」とにこやかに微笑んだ。
表彰式を終えた松山は、サデッカスさんの元に歩み寄って帽子にサインをしてお詫び。最後は、勝利の女神とにっこり記念撮影に収まった。(オハイオ州ダブリン/今岡涼太)