石川遼 “第5のメジャー”初出場は叶わず
2014/05/09 04:20
フロリダ州のTPCソーグラスで8日(木)、米国男子ツアー「ザ・プレーヤーズ選手権」が開幕。1人の欠場者も出ないまま現地14時21分に最終組がティオフしたため、ウェイティング1番目で控えていた石川遼の“第5のメジャー”初出場は叶わなかった。
「いつ(繰り下がりが)来てもいいように、朝一からしっかり練習して体を作っておこうという感じだった」と、第1組がスタートする7時15分に合わせて6時30分ごろにコース入り。パッティンググリーンやドライビングレンジで出場に向けて備えていたが、最後まで朗報が届くことはなかった。
先週まで2週間ほど一時帰国し、日本ツアー2試合に出場していた石川は、フロリダ州に到着した翌日6日(火)に練習ラウンドを敢行。その直後に体調を崩し、昨日は丸1日ホテルでの静養を強いられた。
「昨日、一昨日とずっとベッドから出られないくらい寝込んでいたし、ゴハンもほとんど食べずにいた。今日、久しぶりにクラブを握っても、弱々しい体でスイングしていた感じで、順番が回ってきたときの不安もあった。神様に“休んで来週にしっかり備えろ”と言われているのかな、という風に捉えています」。この後は一旦、拠点を構える同州のベイヒルへ戻るという。
石川は次週、昨年大会で10位タイに入ったテキサス州で開催の「HP バイロン・ネルソン選手権」に出場する。「風が強いコースは好き。相性は悪くないと思うし、予選を(昨年大会より)もう少し上で通れば優勝争いも分からないと思う。それを目指して頑張りたい」と、気持ちを新たにコースを後にした。(フロリダ州ジャクソンビル/塚田達也)