2014年 ウェルズファーゴ選手権

初日から一転…松山英樹は失速パープレー「修正点? 全部」

2014/05/03 09:56
松山英樹はティショットで手を離す場面も・・・

ノースカロライナ州のクエイルホロークラブで開催されている米国男子ツアー「ウェルズファーゴ選手権」の2日目。首位に3打差の7位タイからスタートした松山英樹は4バーディ、4ボギーのパープレーで回り、通算3アンダーの17位タイに後退。首位と6打差で3試合ぶりの決勝ラウンドを迎えることになった。

「修正点?ティショット、アイアン、パットも…全部ですね」。初日とは対照的にスイングのフィニッシュがなかなか決まらず、グリーン上でも首をひねるシーンが目立った松山。そんな苛立ちと呼応するように、この日は前半からなかなかリズムを作れない。

4番で3.5メートルのチャンスを決めてバーディを先行させたが、続く5番(パー5)ではグリーン右サイドのガードバンカーに入った2打目が斜面で止まり、脱出に2打を要して寄せた2メートル弱のパーパットはカップに蹴られた。「5番はすごくもったいなかった。流れが悪い方、悪い方に行ってしまったと思う」。

9番ではティショットを大きく左に曲げてボギー。スコアメイクに苦しむ1日となった

7番(パー5)のティショットは右のクリークに捕まり、パー5で手痛い2つ目のボギー。2打目をピン奥80センチにつけた8番では、盛り上がる観衆をよそに、フェアウェイで不満を露わにする姿も見せた。その中でも、後半のインを1アンダーで回れたことには「スコアを崩さずに済んだことは良かったと思う」と及第点。10番、15番のパー5で2バーディを獲り戻し、ツアーでも屈指の上がり3ホール“グリーンマイル”も、16番のボギー1つに留めた。

「人それぞれ1日1日違うと思うし、完ぺきな人はいないと思う。その良くない日が今日来たかのな?という感じ。明日は(首位との)差を縮められるように頑張りたい」。夕日を顔に浴びながら自らに言い聞かせるように言葉を続け、明日のムービングデーを見据えた。(ノースカロライナ州シャーロット/塚田達也)

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