オフを挟み状態良好 石川遼「ワクワク感がある」

サウスカロライナ州にあるハーバータウンGLで行われる米国男子ツアー「RBCヘリテージ」の開幕前日、プロアマ戦に出場しなかった石川遼は、昼過ぎにコースに来てパッティングと打ち込みを行い、3時間ほどで練習を切り上げた。

オープンウィークとなった前週は、ラウンドせずに1週間を過ごし、今週は月曜日にアウト9ホール、火曜日は雨の影響でアウト7ホールをラウンドしただけだった。少ないラウンド数は「試合に対してのワクワク感がすごくある」と、実戦への飢えを芽生えさせている。

石川の試合への調整方法も変化している。練習環境の良さに「ずっとここにいたい」という気持ちのままに長時間の練習を続けた渡米当初。今では「月曜日に移動、火曜日も半日以上オフにしたりして、木曜日は体力的に問題ないところまで出来ている。あとは木曜日に100％の集中力で臨めるか。そっちの方が課題です」と、ルーティンは固まりつつある。

「攻略しがいのあるコース。焦る必要のないコースだし、自分の状態なりにマネジメントしていきたい」。距離が短く、球を置いていくことを求められるハーバータウンは石川の「お気に入り」。たっぷり充電した石川に期待してもよさそうだ。（サウスカロライナ州ヒルトンヘッド／今岡涼太）