2014年 プエルトリコオープン

石川遼と今田竜二は27位 上位フィニッシュに向け最終日へ

2014/03/09 07:53
2日目は背中の痛みを抱えてのプレーだった今田竜二だが、27位に浮上して最終日へ(Michael Cohen /Getty Images)

トランプインターナショナルGC(プエルトリコ)で開催されている米国男子ツアー「プエルトリコオープン」の3日目。ともに決勝ラウンドに進んだ石川遼今田竜二は、通算8アンダーの27位に並び、明日の最終日を迎える。

風の影響によって難易度が大きく変化するコースだが、この日はほぼ無風のコンディションで上位陣はスコアを伸ばす展開に。時おり小雨の降る中、10時15分に25位からティオフした石川は4バーディ、1ボギーの「69」と3つ伸ばすも、順位では一歩後退した。

2番(パー5)で第3打をピン手前約50センチにつけてバーディを先行させると、前半は3つのバーディを奪取。しかし、後半はパープレーと伸び悩み、「ボギーを打ってもおかしくない様な状況も幾つかあった」とアイアンの距離感を課題に。前日に宣言していた“攻めのゴルフ”が一転して“守りのゴルフ”になってしまったことを悔いた。

一方でパッティングは「良いストロークができている」と好調さを取り戻し、ショットの不振をフォロー。ラインの読みも噛み合って好スコアにつなげた。「明日は自分のプレーをしっかりして、一つでも順位を上げて終われるように頑張りたい」。首位とは8打差に開いたが、明日に向けた最終調整を行うため練習場へと向かった。

また33位から順位を上げた今田竜二も、序盤からピンに絡める攻勢で計5つのバーディ(1ボギー)を奪ったものの、「昨日よりはショットのばらつきがあって、今日は苦しい感じではあった。スコアはなんとか良い感じで出せたかなとは思うんですけど、ショットは色々不安材料が残っている感じ」と振り返った。

それでも、石川と同様にパットは上向き。「課題にしている“パチン”と打つ、カップまで届かせるっていうことだけは結構上手くいっている」と、3メートル前後のパットに自信を覗かせた。「上(上位)に行くには60台中ごろを出していかないといけない。ショットで楽な展開に持っていけるように、あとはパットが入る事を願うだけですね」と、上位フィニッシュを目指す。

2014年 プエルトリコオープン