2014年 ファーマーズインシュランスオープン

松山英樹、8週間ぶりの出場へ「頑張りますよ」

2014/01/23 09:47
大会前日は軽めの調整。“いつもの松山”に戻りつつある

「ファーマーズインシュランスオープン」開幕前日、会場となるトーレパインズGCではプロアマ戦が行われていた。タイガー・ウッズフィル・ミケルソンといった面々が顔を揃え、青空の下まぶしい陽光が輝くコースには喧噪と緊張感が満ちてきた。

プロアマ戦に出場しない松山英樹は、午前8時半にコース入りし、練習場で1時間半の打ち込みを行った。午後のプロアマ参加者のために練習場は10時から12時までクローズされる。パッティンググリーンに移動した松山だったが、そこも多くのプレーヤーたちによって埋め尽くされており、数球転がしただけで試合前の最終調整はあっけなく終了した。

「普通通りやるだけですよ。結果が伴わなければ実力がないだけだし、たまたまでも予選を通れば、それも実力なんだろうし」。大会前日の松山は、まだ戦闘スイッチは“オフ”のままだ。

正午前に会場を去ろうとする松山の午後の予定はスバリ「寝る」。選手たちがプロアマへと出て午後になれば再び練習場はオープンするが、「(戻って)こないよ。そろそろゴルフから離れたいと思っているくらいゴルフしているし」と、ぶっきらぼうな口調とは裏腹に、周到な準備も匂わせた。

この日の朝に知ったというプロ野球楽天の田中将大投手のヤンキース移籍の話題に触れ、「すごいよね、そんなお金を貰って」と感嘆した松山。共に東北で成長し、世界最高峰の場所でプレーすることになった二人の再スタートがシンクロする。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/今岡涼太)

2014年 ファーマーズインシュランスオープン