「ショットがバラバラ」石川遼、無念の118位発進
2014/01/10 14:45
昨年12月の「ザ・ロイヤルトロフィ」から2週間のオフを挟んで迎えた2014年初戦「ソニーオープンinハワイ」。石川遼は2バーディ5ボギーの「73」(パー70)、3オーバーの118位タイと大きく出遅れた。
「ショットですね」と苦しい初日を終えた石川は汗を拭った。「試合が2週間空いて硬さもあったし、ショットがバラバラ。明日までに直せれば・・・」。この日のフェアウェイキープは14ホール中わずかに4ホール。前半の5番では大きく左に曲げて「そこからショットが良くないという感覚が出てしまった」と悔しがった。「立ちづらい、狙いづらいという部分があって、今年どう攻略できるかと思っていたけど、残念です」。
夕陽に照らされてのラウンドとなった終盤、伸び悩むスコアに取り囲むギャラリーたちも落胆ムードだったが、石川はあることを掴んでいた。「逆光になったら良くなりました。いつもは手前に(狙いを定める)スパットを決めてアドレスしていたけど、(それまでは)ドライバーなら300ヤード先をみてアドレスしていた」。ここ数試合フェードで攻めていたこともあり、石川のアドレスは無意識に左へと向いていた。それが、ショットの狂いに繋がっていたという。
「明日はやるべきことをやって良いスコアが出てくれれば。(自身の明日のスコアで)3~4アンダーくらいがラインになると思う」。明日は、最低限の目標とする予選通過を目指した戦いになる。(ハワイ州ホノルル/今岡涼太)