藤田寛之、井戸木鴻樹は予選落ち
2013/08/10 10:27
ニューヨーク州オークヒルCCで開催中のメジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」2日目。初日を1オーバーの50位タイで終えていた藤田寛之はノーバーディ、6ボギーの「76」と崩れ、通算7オーバーで予選落ちした。
昨晩からの雨が上がり、スコアを伸ばしやすいコンディションとなった第2ラウンドの午後。しかし藤田は第2打をグリーン脇のバンカーに入れた2番から2連続ボギー叩き、リズムを作れない。同組のロバート・ガリガスが快調にスコアを伸ばして、上位争いに加わる一方で、バーディチャンスを作れず「攻撃的なゴルフができなかった」と、うなだれた。
今季メジャーに出場した全4試合で予選落ち。「今年は前半、ケガで良いゴルフができなかった」とシーズンの半分を振り返る。「見直して、秋には元気に国内ツアーで頑張りたい。ワールドランクを上げるためにも、国内で頑張らないと」。昨年度の賞金王は再び世界の高い壁に跳ね返されたが、気概は失わなかった。
そして51歳にしてレギュラーツアーのメジャーに初出場した井戸木鴻樹は、初日こそ2オーバー74位タイにつけていたが、雨の中でのプレーを強いられた午前中に後退した。
スタートホールとなった10番でのダブルボギーで出端をくじかれると、折り返しの18番ではグリーン右手前からの第3打がラフに食われて、乗せられずに4オン1パットのボギー。終盤はズルズルと順位を下げた。
通算8オーバーの116位タイでフィニッシュ。「ダボがこたえたなあ…。今日は練習場から調子がよくなかった。リズムが悪くて」とガックリ。それでも「もう少し体力、技術を付けたら、予選を通過できる予感はある」と今後の米チャンピオンズツアーへの出場にも改めて意欲を示していた。(ニューヨーク州ロチェスター/桂川洋一)