2013年 WGCブリヂストンインビテーショナル

小平、谷口はアンダーパーをマークできず終戦

2013/08/05 08:47
持ち前のドライバーショットについては通用する部分もあった小平智

オハイオ州のファイヤーストーンCCで開催された世界選手権シリーズ「WGCブリヂストンインビテーショナル」最終日。大会初挑戦の小平智は通算13オーバー、65位タイで4日間の戦いを終えた。

「1日でもアンダーパーを出したい」。小平はその思いを強く持ちながら、最終ラウンドをティオフ。すると1番でバーディを決めるなど、14番までパープレーを続けた。しかし上がり4ホールで3ボギー。「風も強いし難しい。自分の技量じゃまだまだ戦えない」とガックリ。「日本ではロングアイアンを打つ機会が(18ホールで)2、3回。でもこっちはその真逆。ショートアイアンが2、3回。そこをどんどんやっていかないと」。

「全英オープン」に続き、再び世界の高い壁を痛感した。しかし「23歳でこの場に立てたのは幸せ」と言った。帰国後は現在賞金ランキング2位につける国内ツアーの後半戦が控えている。「この経験を日本で活かして、ここに戻ってきたい。今度はアンダーで回りたい」と気持ちを新たにした。

来年も…谷口はファイヤーストーンCCでの再挑戦を誓った。

そして昨年、日本ツアー「ブリヂストンオープン」で2連覇を達成し、2年連続でファイヤーストーンCCの地を踏んだ谷口徹も終盤の戦いに泣いた。出だし1番からバーディ発進を決め、14番までに4バーディ、4ボギーとパープレー。しかし15番(パー3)をボギーとすると、続く16番(パー5)ではティショットを左に曲げた。2打目でフェアウェイに出せず、5打かかってようやくグリーン左奥のカラーにたどりつくダブルボギーと崩れた。

前日ラウンドをともにしたチャール・シュワルツェル(南アフリカ)からヒントを得て、「手首を固めてショルダーでアプローチをした」とショートゲームで耐えたが、「やっぱりロングアイアンが上手くならないといけない」。結局小平と同じく「73」で通算20オーバーの71位でフィニッシュ。悔しさを吐露しながら、10月のブリヂストンオープンへ向け「3連覇しないと。5連覇くらいしてずっと来てやる。ちょっとは貢献しないと悪い。チャンピオンとしての責任がある」と意気込んでいた。(オハイオ州アクロン/桂川洋一)

2013年 WGCブリヂストンインビテーショナル