2013年 全英オープン

リンクスの攻略法 ~タイガー・ウッズ編~

2013/07/18 10:10
08年以来のメジャー優勝を目指すタイガー・ウッズ

(06年に優勝したロイヤル・リバプール/ホイレイクでは)ティショットでたくさんアイアンを使った。その週、ドライバーを打ったのは1回だけだった。このコースも同じようにプレーすることになるだろう。とにかく速いよ。これまでに3日間このコースをプレーしたけど、ドライバーを打ったのは数発だけ。先日、ジェイソン(デイ)と一緒にラウンドしたけど、彼はまだドライバーを打っていないと言っていた。あるホールでは4Iで280ヤード、3Iでは300ヤードを超すこともある。とにかく(下が硬くて)速い。この風だったらね。でも、もちろん変わる可能性がある。02年の時は、南東の風が吹いて、全く違ったコースになったから。

球の転がりをなるべくコントロールしないといけない。追い風のホールでは、3Wで打ったとしたら、80~90ヤードのランが出る。時々それ以上のときもある。そのボールの行方を見極めないといけない。昨日の17番では、ティショットを3I、2打目も3Iでグリーンをオーバーしてしまった。すべてはラン(球の転がり)によるものだ。すべてはどこに着地させるかによる。受けている傾斜に落とせば球を止めることもできるし、前方への傾斜に当てればさらに40~50ヤードを稼ぐことができる。これが、リンクスゴルフの面白いところだよ。予測可能であり、同時に予測不可能なんだ。

(過去の優勝者に殿堂入り選手が多いことについて)
それは、ゴルフコースの質の問題だと思う。ここでは球を上手に打たないといけない。様々なショットが要求されるんだ。今年、全米オープンが開催されたメリオンの優勝者リストととても似ていると思う。みんな、素晴らしいショットメーカー達だ。ここも同じだと思う。過去の優勝者を見てみると、ここで勝っているのは殿堂入りプレーヤーばかり。それは、良いショットをしなければ勝てないということを示していると思う。球をどちらにも曲げないといけない。一方向だけではダメなんだ。両方に曲げられて、しかもきちんとコントロールしないといけない。なぜなら、セントアンドリュースやトルーンのように、行って帰ってくるというコースじゃないから。円を描くようにホールが配されているから、少しずつ違った角度や、違った風向きに遭遇することになる。だから、球を自在に操れないといけないんだ。

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