2013年 全英オープン

松山英樹、アダム・スコットと練習ラウンド「パターの精度が全然違う」

2013/07/18 09:09
ついに「全英オープン」で実現した2人の練習ラウンド

6月の「全米オープン」で練習ラウンドの約束をしていた松山英樹アダム・スコット(オーストラリア)だったが、悪天候のためその機会は順延となってしまった。しかし、「全英オープン」開幕を翌日に控えた水曜日、ついにその時が訪れた。

午前10時過ぎ、松山はスコットの他、ニック・ワトニー、ロイド・ソルトマン(スコットランド)との4サムで1番からティオフ。後半は2人が抜けて、松山とスコットは2サムで残り9ホールをラウンドした。

「(英語は)全然分かっていなかったけど、楽しく回れました」とラウンドを終えた松山は笑顔を見せた。「意外とびっくりするような球は打っていなかったです。飛距離は敵わなかったけど」。ラウンド中、スコットがあまり低い球を打っていなかったことに気付いた松山は、その理由を聞いたという。「風が強くないからね」。スコットの答えに「ちょっとびっくりしました」と松山。メジャーチャンピオンの雰囲気を間近で体感し、その空気を存分に吸収した。

昨年の「マスターズ」3日目に同組となって以来のラウンド。スコットは松山について「体も大きくなったし、力強くなっている。スイングが体の動きと同調して、飛距離も十分。グレートプレーヤーだね」と評価。メジャー優勝に向けて必要なのは、「パットを入れることだけだ」と爽やかにエールを送った。

一方の松山は、「パターの精度が全然違うと思ってラウンドしていました」と、感じた差は同じだった。それでも「今朝、スイングについて参考になることがあって、今日は上手く打てました。明日からが楽しみです」と胸を張る。いよいよ明日、松山にとって初めての「全英オープン」が幕を開ける。(英国ミュアフィールド/今岡涼太)

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