井上信「10位以内を目指します」
2013/07/18 08:27
国内男子ツアー「~全英への道~ミズノオープン」で3位に入り、初の「全英オープン」出場を決めた井上信。当地、英国スコットランドのミュアフィールドに入ってからは、日曜日、月曜日と18ホールをラウンドしたが、火曜日、水曜日は練習のみという変則調整で本番に挑む。
「コースは2日間回って大体分かるし、今さらジタバタしてもしょうがないと思うので」と井上。「基本はどこでもフェアウェイキープ。下が硬いし、色んなクラブを持ってティショットを打つと思う。ドライバーを持つホールは意外と少ないと思います」と、シンプルな攻略イメージを描いている。
そんな井上だが、目標は「10位以内」と高めの設定だ。「予選通過を考えたら、気になっちゃうし、相手が凄いのは分かっている。問題は自分のゾーンに入れるかどうか」。直前に2日間ラウンドをしなかったのも、4日間の戦いを考えての策略だ。「ハードになると思うので・・・」と、足腰への負担が増すリンクスコースの戦いを見据え、体力温存を優先した。
「(02年にミュアフィールドで5位に入った)丸山(茂樹)さんは、小技とかバンカーが抜群じゃないですか。そういう戦いだと思うんですよね。綺麗なバーディが出るコースじゃ無い」。バーディ合戦よりは、耐えるコースの方が向いているという井上は、冷静に週末を見据えている。
作戦は無いという井上だが、無策こそ“策”。 「一発屋みたいな選手なんでね」と、大舞台でここ一番の“ハマリ”を目指す。(英国ミュアフィールド/今岡涼太)