全米OP初出場の松山英樹「ティショットを重点的に」
2013/06/11 10:28
今季の海外メジャー第2戦「全米オープン」に初出場する松山英樹は10日(月)、会場のペンシルベニア州フィラデルフィア近郊のメリオンGCで調整した。
前週7日(金)に現地入りした松山は、直後の悪天候もあり、18ホールの練習ラウンドを行ったのは9日(日)のみ。そしてこの10日は、アダム・スコット(オーストラリア)、ブラント・スネデカーらと早朝からコースをチェックする予定だったが、あいにくの豪雨により、ラウンドを取りやめることになった。
それでも、午後10時過ぎからドライビングレンジで打ち込みを始めた21歳の隣には、「マスターズ」王者スコットの姿が。力強いショット、それを繰り出すスイングに時折目をやりながら、分厚い雲の下で練習に没頭した。
総距離7000ヤードを切るメリオンでの戦いだが、パー70の設定もあり「距離は長いというイメージ」と言う。同じパー4、パー3でもホールによって距離の差が激しい。そして「マスターズ」には2度出場したが、「ラフが長くて日本にはない芝なんで苦労しそうだなと思う」と、初挑戦となる「全米オープン」特有のポイントも指摘した。
開幕前に残された2日間の練習日も、天候は思わしくない。「(雨で)グリーンが軟らかい分、トップの選手のスコアは出ると思う」と見据える一方で、「ティショットをフェアウェイに置いて、セカンドショットで良いところから打てるように。自分の中ではティショットを重点的にやっていきたいと思う」と話していた。(ペンシルベニア州アードモア/桂川洋一)