2013年 ウェルズファーゴ選手権

石川遼は72位 初めてのコースに「先々週とはぜんぜん違う難しさ」

2013/05/03 10:04
ショット、パットともに安定感はまずまず。カットライン上で明日2日目を迎える石川遼

ノースカロライナ州のクエイルホロークラブで2日(木)、米国男子ツアー「ウェルズファーゴ選手権」が開幕。今大会は初出場となる石川遼は、1バーディ、2ボギーの「73」で回り、1オーバーの72位タイで初日を終えた。

石川はトップから3組目の午前7時20分に1番ティからスタートした。序盤はパーを重ねるゴルフが続くも、7番(パー5)では「ただのミス」とティショットをフェアウェイ右サイドのクリークに入れてボギーが先行してしまう。しかし「あのミスショットから良い方向へいけた」とティショットは安定し、決定的なチャンスは得られないまでも、中盤は再びパーを重ねた。

迎えた15番(パー5)では、「距離は260ヤード。アゲンストで(グリーンに)ギリギリ届くか届かないかってところだった」と、3番ウッドで放ったショットは惜しくもグリーンに届かなかったが、3打目のアプローチをピン手前約60センチにつけて、この日はじめてのバーディを奪った。16番では2打目をグリーン手前のバンカーに入れてしまうが、「自分が思っているよりもホントにオーバー気味に打っていかないとダメ」とアプローチに難しさを感じつつも、2.5メートルをねじ込んでのパー。毎週良くなっているという好調のパットでピンチを凌いだ。

「先々週とはぜんぜん違う難しさ」とコースを評した石川。「初めてのコース、初めての試合で、いろいろな情報を仕入れて臨んではいるが、実際にプレーすると予想以上にタフなコースだった」と苦戦を強いられた。「明日は午後スタートなのでさらに難しくなるかもしれない」と警戒を強めるとともに、上位進出に向け挽回に出る。

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