グァン・ティンラン 松山英樹以来のアジア発ローアマチュア
2013/04/15 12:15
ジョージア州のオーガスタナショナルGCで開催された海外メジャーの今季初戦「マスターズ」最終日。大会史上最年少で出場、決勝ラウンドに進んだ14歳のグァン・ティンラン(中国)がローアマチュア賞を獲得した。初日、2日目を終えて既にその他5人のアマチュアが予選落ち。この日グァンは2バーディ、5ボギーの「75」、通算12オーバーの58位タイでフィニッシュした。
快挙に次ぐ快挙を成し遂げても、最後まで落ち着いた表情を作っていた。「素晴らしい一週間で、楽しむことができ、たくさんのことを学べました」。アジア勢では2011年大会の松山英樹以来となるシルバーカップの獲得。夕闇に包まれながら、無数のフラッシュを浴びた。
「予選ラウンドは良いプレーができたけれど、今日はちょっと疲れました」と4日間を振り返る。今後の課題を問われると「ショートゲームが良かったけれど、もっと上手くならないと。もちろんドライバーはもっと距離を伸ばさないといけません。全部、向上させないと」と話した。現状プロ転向する意思は無いが、既に多くのトーナメントから推薦出場のオファーが届いているという。
しかし心は既に今年の「アジアパシフィック・アマチュア選手権」へ。「ここに戻ってこられたら最高です。もう一度勝ちたい。簡単ではないですが」と2連覇、そして次回のオーガスタでの戦いを見据えていた。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)