今日のタイガー/リラックス~最近のタイガーは、笑顔のラウンドが目立つ!
全米オープン事前情報
4月のマスターズ以来、タイガーが出場したトーナメントは ドイツで行われたドイツ銀行SAPオープンヨーロッパTPC(29位)とメモリアルトーナメント(4位) の2試合だけ。 タイガー、そしてコーチのブッチ・ハーモンの話だとショットの調子はとてもいいという。 ドイツではグリーンの状態が良くなかったので、パッティングが悪く(パーオン80.5%、パット数120)、メモリアルでは3日目の前半にスコアを崩した以外は、いいゴルフをしたと語っていた。
実はドイツでの試合から新しいナイキのボールに変えた。 まだ2試合しかこなしていないが、タイガー曰く「このボールの特徴はカバーが柔らかい為、打ち出し角が上がりやすくなっている。長いクラブ(ドライバーやロングアイアン)でスピン量を抑えることができる為、距離が出ると同時に横風に強くなった。さらに、グリーン回りでボールを止めやすいという。
オリンピアフィールズはドッグレッグが多く、力で押し切ることができない。2001年全米オープンが行われたサザンヒルズにタイプとしては似ている。 ドッグレッグにあるバンカーをドライバーで越すのか、それともアイアンで手前に刻んでくるのか?
または意図的にバンカーに入れる? なんていう奇策にでるホールもあるかもしれない。全米オープンのセッティングのラフは、グリーンを狙わせてくれない、ウエッジで出すだけのケースが多くなるが、攻めたい気持ちを捨てて、攻め守りのメリハリを持ってプレーしないとボギー連発となってしまう。タイガーはパー3を除く14ホール中、ドライバーは 6、 7回しかドライバーを使わないはずだ。
テキスト/アンディー和田
1968年11月 東京出身、アリゾナ大学卒業(チームメイトには ジム・フューリック、クリスチャン・ペーニャ、ロバート・ガメス)、1991年プロ転向、アジアツアー、カナダツアー、南米ツアー などを経験、1998年シンガポール キャリアー オープン優勝。 青木功、中嶋常幸、大町昭義、芹澤信夫、加瀬秀樹、横尾要、海老原清治など ツアーキャディーの経験や 2000年から3年間 ゴルフチャンネルのトーナメント解説で ライダーカップ、ヨーロピアンツアー、女子ツアー、ネイションワイドツアーを担当。