今日のタイガー/丁寧なゴルフで1アンダー、26位スタート!
全英オープン初日
タイガー・ウッズは午後1時42分にスタートした。同じ組にはグレッグ・ノーマン(オーストラリア)とリー・ウエストウッド(イングランド)。気温は15度から17度だった。
初日のプレーは2番、6番、8番、16番でバーディを獲るものの7番、12番、13番でボギーとしてしまい1アンダーの「70(34-36)」でホールアウト。5アンダーのトップグループとは4打差の26位タイで初日の競技を終えた。フェアウェイキープ率は57%(14ホール中8ホール)、パーオン率は72%(18ホール中13ホール)という内容。1パットのホールが6回でトータルのパット数は31であった。
ショットの内容とスコアには満足したようにラウンド後のインタビューに答えていたタイガー。午後からプレーとしては合格点といえるアンダーパーで初日を終えた。昨夜の予報だと午後からは強い風が吹くといわれていた初日は比較的穏やかな一日となった。風は西北西から南西方向からとなった。微妙に方角を変える風に選手は惑わされながらもタイガーは丁寧なゴルフを続けた。前半はアイアンでのティショットを多用した。2番での長いバーディパットを沈め好スタートとした。前半で一番易しいとされる4番のパー5ではドライバーを右のラフに入れバーディを取り逃がすが、6番、8番でバーディを獲り良いゴルフを続けた。アゲンストの風となり難度の高いバックナインに入ると高さをコントロールしたスティンガーを多用した。11番ホール2打目、低い球で風の下をくぐらせた球はスコットランドのギャラリーを魅了した。
ピンチもあった。12番、13番のパー4ではボギーとし、15番でも3メートルパーパットを迎えた。しかしこのパーパットを沈めてイーブンパーをキープし、16番のバーディへと繋げた。18番でも2.5メートルのパーパットを落ち着いて沈めた。
微妙に方角を変える風とトリッキーなピンに対して無理をせず淡々とプレーをしていたタイガー。72ホールという長丁場を考えてもアンダーパースタートは好位置といえる。球の高さのコントロールとパッティングのスピード感が好調。明日はスコアを伸ばしやすい午前のスタートとなる。ロイヤル・トゥルーンGCには3つのパー5がある。4番と6番で確実にバーディ奪取できれば、明日の正午の頃には大きな黄色いスコアーボードの上にTIGERWOODSの名前が見られるはずだ。
解説 / アンディー和田