今日の日本人選手/めざすは頂点!丸山を筆頭に日本の5人が難コースに挑む
全米オープン事前情報
今年の全米オープンに出場する日本人選手は5人。2002年にアマチュアの清田太一郎などが出場した6人に次ぐ人数だ。今大会で一番最初に出場資格を掴んだのは、昨年の全米オープンで自己ベストの4位フィニッシュをした丸山茂樹(15位以内に与えられる出場資格)。そして、昨シーズンの国内賞金ランキングでトップの片山晋呉と同2位の谷口徹は2004年のうちに出場資格を得た(招待枠)。
全米オープンは、米国だけでなく世界中のゴルファーが憧れる大会で、今年も地区予選には9000人を超えるプロ、トップアマチュアのエントリーがあった。その地区予選が今年から日本と英国でも開催されることになった。日本の最終予選に出場したのは、昨シーズンの日本ツアー優勝者16人。3つの出場枠を掴んだのはS.コンラン(オーストラリア)とY.E.ヤン(韓国)、さらにプレーオフを制した深堀圭一郎だった。
そして、米国各地で行われた最終予選で好成績を収めた今田竜二も狭き門を突破。同じ会場で戦った田中秀道、谷原秀人は残念ながら本戦出場権を掴なかった。
5人の出場者のうち「全米オープン」初出場は深堀ただ一人。深堀は米国で行われる最終予選にチャレンジしてきたが、層の厚さにことごとく涙をのんできたがフォーマットが変わり慣れた日本のコースでの試合に勝ち抜き念願の出場を果たす。今シーズンPGAツアーを主戦場とし、全米直前の大会では5位に入った今田竜二は、今回が2度目の挑戦。前回2000年には1ストローク足りず予選落ちとなっているが、絶好調のため上位進出の期待も高い。また、片山、谷口はともに3度目の挑戦だが、過去の成績は片山が2002年に35位に入っただけでその他は予選落ちを喫している。日本ツアーでは2人とも調子を上げているだけにどんなゴルフを見せるか楽しみだ。
実績という意味でも「日本のエース」は間違いなく丸山茂樹。メジャー獲りをめざす丸山は昨年4位に入り、さらに自信をつけた。パインハーストで開催された1999年には出場していないが、練習ラウンドでは入念なコースチェックを行っている。今シーズンは13試合に出場し予選落ちは僅か2試合。今大会は予選通過という次元ではなく、初日から優勝争いに絡む活躍が期待されている。