全米プロゴルフ選手権初日:注目のタイガー、ミケルソン、オギルビー組
今季メジャー最終戦、第88回全米プロゴルフ選手権がついに始まりました。イリノイ州シカゴ郊外にある名門メダイナCCで今年最強のフィ-ルドが実現。初日は、晴れ時々曇り、風はほとんどなく、申し分のないコンディションの中で、ロースコアが続出しています。
初日は、タイガ-、ミケルソン、オギルビ-の今季メジャー・チャンピオン3人による組み合わせが実現するなど、ファンの期待を裏切らないエキサイティングな展開となりました。その3人を含め多くの選手が、ソフトなグリ-ンとほとんど風がない絶好のコンディションを生かしました。その結果、全米プロがストロ-ク・プレ-の大会となった1958年以降、最も多くの選手がアンダ-・パ-を記録するラウンドとなっています。
今年のメジャ-・チャンピオン3人は、スタ-ト前にガッチリ握手を交わし、10番ティ-からスタ-ト。その10番パ-5は、ジェフ・オギルビ-のバ-ディでスタートしました。ミケルソンもバ-ディ、しかし、タイガ-はボギ-でのスタ-トとなりました。続く11番はきつい左ドッグレッグのパ-4。ミケルソンはグリ-ンに向けて、ショ-ト・アイアンでフェードをかけました。ピンそばへ運んだ後バ-ディを奪い、早々と2アンダ-にします。
続く12番、471ヤ-ドのパ-4でタイガ-はドライバ-とサンド・ウエッジでパ-オン。バーディを奪い、イーブン・パ-に戻します。その後14番もバ-ディとしたタイガ-は続く15番、392ヤ-ドと最も短いパ-4で、飛距離を活かし難なくバ-ディを奪い2アンダ-へ。一方のミケルソンは、結果的に初日で2番目に難関ホールとなった16番パ-4でのサ-ド・ショットを彼らしい見事なロブ・ショットからパ-セーブし、2アンダ-をキ-プ。
ジェフ・オギルビ-は折り返して、10ホ-ル目となる1番パ-4で長いバーディパットを沈めて、1アンダー。続く2番パ-3。初日のピン・ポジションはグリ-ンの左、池ギリギリのところにありましたが、タイガーはみごとにピン1メ-トル強へ運びました。バーディは確実と思われましたが、パットがカップに蹴られてしまい、タイガーも悔しい表情。 ミケルソンは最終9番でバ-ディ・パットが決まらず、4バーディ1ボギーの3アンダ-、69。タイガ-もバーディ、1ボギーと同じ内容、オギルビ-も同じ69で初日を終えています。