2013年 WGC アクセンチュアマッチプレー選手権

1回戦敗退の藤田寛之「技術的にまだまだ・・・」

2013/02/22 08:10
わずかな望みを持って迎えた2日目だったが、藤田寛之は逆転ならなかった。

初日のサスペンデッドにより未消化ホールからスタートした大会2日目、マット・クーチャーに3ダウンを奪われ、1回戦を残り4ホールという苦しい状況から試合再開となった藤田寛之。「今日は切羽詰った状況だったし、可能性としてはバーディを獲り続けるしかないという気持ちで臨んだ」という1回戦は、3&2で敗退を喫した。

再開した15番では「入れるしかないという気持ちで、上りのパットを強気に攻めた」と、バーディチャンスをカップ右に外してパー。対してクーチャーも同じくバーディパットを決められず3アップのままドーミーホールの16番(パー3)を迎えた。「16番はいいショット。ちょっと(インパクトの)感触が薄いかなと思ったけど5番アイアンで190ヤード」のティショットを放つも、このホールを互いにパーで引き分け、クーチャーの前に敗れた。

「(雪など)こっちはタフな条件が多いけど、それをタフだと思っているとダメ。気持ちでは “こういうもんなのかな”と思えるんですけど、結果としてショットに影響を受けている自分がいるので、まだまだ技術的に必要な部分はあります」と、予想外の悪天候と、試合直前に痛めた右脇腹による練習不足など、負の要素も重なった。

しかし藤田はこの敗戦をバネに、さらに視線の先へと目を向ける。「当面のペースの持って行き方として、『マスターズ』に向けてというのは変わらない。トレーニングと練習を繰り返して、いい状態というのを作り上げて行きたい。可能な限りできることをやる」。フォーカスを置いた「マスターズ」開幕まではあと7週間、その残された時間で万全を期す。

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