今日の日本人選手/日本勢は揃って出遅れ 固いグリーンと長い距離に苦戦
2008/08/08 09:00
今季のメジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」初日を終え、今田竜二、谷口徹、藤田寛之の日本勢にとっては苦しい立ち上がりとなった。練習ラウンドの時には柔らかかったグリーンは、開幕後には一転して選手たちが音を上げる固さに。ハードなコースコンディションに、最後まで対応しきれない結果となった。
今年が2回目の出場、昨年大会は予選落ちを喫し、雪辱を期すべくスタートした今田。しかし、出だしの1番でダブルボギーを叩くと、その後もボギーを重ねる展開が続く。16番、17番でもダブルボギーを叩いてしまい、この日1バーディ、5ボギー、3ダブルボギーの「80」。暫定145位タイとし、早くも予選突破は厳しい状況となってしまった。
谷口も2つのダブルボギーを叩くなど、この日1バーディ、6ボギー、2ダブルボギーと最後まで修正できず、9オーバーの暫定136位タイ。今大会初出場となる藤田寛之は、後半こそ2ボギーに抑えたものの前半の出遅れが響き、7オーバーの暫定110位タイ。予選突破には、明日の大きな巻き返しが必須となった。
固いグリーンに加えて日本勢を苦しめたのは、やはり飛距離の長さ。パー4の2打目をショートアイアンで打つことができず、グリーンも止まらないためにバーディチャンスが巡ってこない悪循環が生じてしまった。明日の2日目、予選突破を果たすためには綿密なコースマネージメントと、より正確なショットが必要となるだろう。