2013年 マスターズ

石川遼、特別招待で5年連続のマスターズ出場権を獲得 タイのT.ウィラチャンは初出場

2013/01/12 02:56
5年連続となるマスターズ出場権を手にした石川遼。(画像は昨年大会から=Jamie Squire/Getty Images)

石川遼が4月11日(木)に米ジョージア州オーガスタナショナルGCで開幕する2013年度の海外メジャー初戦「マスターズ」の出場権を手にした。大会を主催するマスターズ委員会が現地時間11日(金)、石川とタワン・ウィラチャン(タイ)を招待することを発表した。

マスターズの出場権は大会歴代優勝者のほか、昨年末での世界ランキング50位以内のプレーヤーらに付与される。しかし同時点で石川は75位、ウィラチャンは69位に終わり、両選手ともに年度末での出場権獲得はならなかった。それでもオーガスタナショナルGCのビリー・ペイン会長は「我々は歴史上、既に確立されている予選(の方法)、そして招待によって(マスターズに)世界のトップ選手を集めてきた。それは今年も変わらない」とコメントし、決定を明らかにした。

各選手はマスターズ前週時点での世界ランクで50位以内を確保するか、米国男子ツアーのトーナメント(一部の試合を除く)で優勝すれば、オーガスタ行きのチケットを自ら手にできる。依然としてそのチャンスは残されているものの、同会長は「マスターズは世界のゴルフゲームをサポートする伝統を長きにわたって築いてきた。タワン・ウィラチャン石川遼を招待することに興奮している。彼らがトーナメントに参加することによって、アジアのゴルフ界の興味を引き付け、熱狂を呼んでくれることを望んでいる」と話し、昨季の日本ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」で通算10勝を達成した石川を高く評価。5年連続となる出場を後押しした。

一方のウィラチャンは昨シーズン、アジアンツアーで年間3勝を挙げ、7年ぶり2度目の賞金王に輝いた。45歳351日での戴冠は同ツアーの史上最年長記録を更新。マスターズ出場は自身初となる。

日本勢では石川のほか、既に藤田寛之が昨年度末に世界ランキング43位に食い込み、2011年大会以来の出場を決めている。

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