藤田寛之のもとにマスターズ招待状「最高の気分」

2012年度の日本男子ツアー賞金王・藤田寛之が来年4月の海外メジャー初戦「マスターズ」に出場することが正式に決まった。25日（火）、マスターズ委員会からの招待状が所属事務所に到着。翌26日（水）に藤田本人が受け取った。

今季の藤田は4月の「つるやオープン」を皮切りに年間4勝をマーク。他選手を圧倒して初の賞金王に輝き、世界ランクは43位まで浮上。翌年のマスターズ出場となる年度末の50位以内を確保していた。

それでも、11年大会以来2度目のオーガスタナショナルGCでのプレーを前に「前回は（招待状が）来るか、来ないか曖昧で、どこにいつ届くのだろうと思っていたが、今回は少しは落ち着いて受け取ることができた。それでも、招待状をいただくことで、マスターズ向けてのスタートに立てる気がする」と一安心。「2度目の招待状。ただただ嬉しい。最高の気分です」と喜んだ。

初出場時は初日2アンダー14位タイと好発進しながらも、2日目に「79」と大崩れして予選落ち。だからこそ、今回は明確な目標がある。「初出場の際は、結果はどうあれ、出場することに感動ばかりを感じていたが、今回は違う。この舞台でどう演技するかどうか、経験がある。ハードルが高いことには変わりないけど、4日間、なんとしても演技したい」と、まずは予選通過に意欲。そして「3日目（決勝ラウンドの舞台）に立ったら、師匠（芹澤信雄）から激励として言われた（翌年の出場権を獲得できる）16位以内を目指していきたい」と力を込めた。